一口にカメムシといえどその種類は数百種類にも上ります。今回はその中から一部ご紹介したいと思います。
緑色以外のカメムシ?
今回ご紹介するカメムシはアカスジカメムシという種類です。
このカメムシは黒字に赤のストライプ模様が入っているのが特徴です。
カメムシの中では比較的臭いのしない部類です。
本来は外敵から身を守るために発する刺激臭ですが、このカメムシは派手な配色により外敵に警戒させ身を守る方法をとっています。
このような配色を警戒色というそうです。
派手な色で食べないほうが身のためだと警告しているんですね。
この様な方法で身を守っている昆虫以外にも結構います。
キノコや魚、爬虫類などは比較的一般的かもしれません。
他にもオオキンカメムシといった、アカスジカメムシとは逆の配色をした種類もいます。
赤の下地に黒の斑点といった具合です。
どちらかといえば天道虫に近い配色ですかね。
どんな生態なの??
アカスジカメムシの分布は北海道から九州まで幅広く生息しております。
普通種ですがあまり数はいないようです。
普段目にする機会は少ないでしょう。
体長はおよそ10ミリで6月~8月頃発生します。
昼行性ではありますがあまり行動的はありません。
主な食性はニンジン・アシタバ・パセリ・ディル・フェンネルといった植物の花や種を餌にします。
また、個体により配色の濃淡があり、昆虫や動物ではこの配色多くは毒を有する種類のものが多く、これをうまく利用して生きるいているわけです。
よく見る緑色のカメムシは平らな体つきに対して、アカスジカメムシはやや丸く厚みがあります。
もし見かける機会があれば結構なレア種なので、写真にでも取っておけば珍しい一枚になりますね。
まとめ
昆虫は種類が多いのは知っていましたがカメムシも例外ではありませんでしたね。日本では地域特性の強い種類はいないようです。
北から南まで満遍なく分布しているんですね。しかし緑色のカメムシが一番多いのは葉っぱなどの色に擬態しているからなんでしょうかね?
もしかしたら新種のカメムシなんかも将来的には見つかるかもしれませんね。