カメムシの幼虫はどのような段階を踏んで成虫へと成長するのでしょうか。

成虫になるまでの期間や適温、好きな食べ物などの生態に迫ってみたいと思います。

カメムシの卵

カメムシの卵は1ミリくらいの大きさです。

種類によって形に少し変異があり、卵は色が異なります。

 

カメムシの幼虫

カメムシの幼虫はサナギの状態にはならずに、成虫になります。

適温とされるのは20度位で、卵になるには8日~9日成虫になるまでに50日~80日位かかります。

成虫になる期間は30度を超えると長くなりますが、暖かい方が短縮されます。

また、種類により期間が異なります。

幼虫の生態

幼虫は、成虫になるまでに5段階の成長(1齢~5齢)があります。

1齢幼虫は、1ミリ前後の大きさで、何もしないで5日前後で2齢幼虫になります。

卵から生まれても動かず、エサもとらず、幼虫同士で集まって静かにしています。

2歳幼虫は、2ミリほどの大きさになり、エサを探して歩き回ります。

6日くらいで3齢幼虫になり、動きが活発になってきます。

3齢幼虫は、4~5ミリくらいの大きさになり、徐々にカメムシの形に近づいてきます。

4齢~5齢幼虫は、徐々に大人のカメムシのようになっていき、羽の原型ができてきます。

カメムシ 幼虫 生態

カメムシの成虫

約1カ月~1カ月半くらいで、サナギの形態にはならずに成虫へと成長しすます。

寿命は約1年間と言われています。

秋になると新しく生まれた世代のカメムシだけが生き残り、越冬準備へ入ります。

越冬した成虫は、気温が暖かくなってくると繁殖のための活動を開始し、子孫を残すと

亡くなります。

カメムシの好物

カメムシは、セリ科の植物が好物です。ミツバやアシタバ、パセリ、ニンジンなどや、花のフェンネルも好きです。

また、キュウリやナス、オクラ、ゴーヤ、ゴマ、枝豆、大豆、と幅広く好みます。

もともとは、ヒノキや杉の球果を好んで食べますが、球果がなくなると野菜やナシ、カキなどの果樹も食べます。

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まとめ

幼虫は、成虫になるまでに5段階の成長(1齢~5齢)があります。

適温は20度位で、卵になるまでに8~9日、成虫になるまでに50日~80日かかります。好きな食べ物は、セリ科の植物や野菜、ヒノキや杉の球果、ナシやカキの果物と多岐にわたります。カメムシは害虫になりますので、被害に気をつけることも必要になるでしょう。

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