カメムシをつぶそうとしたり、つかまえようとすると、カメムシの出す汁が目に入ってしまうことがあります。
目に入ってしまった場合、どういう症状がでるのでしょうか。
また対処法はどうすれば良いか、汁の成分は何か、解明していきたいと思います。
カメムシの汁
カメムシをつぶそうとしたり、つかまえようとするとカメムシは身を守るために、汁をかけます。
その汁が目に入ってしまうと激痛があります。石油やガソリンが目に入った時と同じくらいの痛さと言われています。
カメムシの汁が目に入ってしまったら、すぐに洗い流しましょう。
充血や痛み、貼れ、目やにがあれば、眼科で診てもらいましょう。
カメムシの出す臭いの汁は、「トランス-2-ヘキセナール」という成分で、「青葉アルデヒド」とも言われます。
毒性は強いですが、目が失明になるほどではないようです。
皮膚につくとやけどと同じような炎症を起こす人体に有害な物質です。
汁の成分、アルデヒドとは?
アルデヒドは、多くの生物にとって有害で、アセトアルデヒドは二日酔いの原因物質、ホルムアルデヒドは、シックハウス症候群の原因物質です。
アルデヒドとは、分子内に、カルボニル炭素に水素原子が一つ置き換えられた構造を持つ有機化合物の総称です。
一般式としてはR-CHOで表されます。
水素結合をつくるので、水によく溶ける性質を持ちます。
第一級アルコールを弱い酸化剤(クロロクロム酸ピリジニウムなど)で酸化すると生成します。
多くのアルデヒドは、特有の臭気を持ちます。
まとめ
カメムシの出た汁が目に入ると、激痛が走ります。対処法はすぐに水で洗い流しましょう。毒性は強いですが、失明になるほどではないです。カメムシの出す臭いの汁は、「トランス-2-ヘキセナール」という成分で、「青葉アルデヒド」とも言われます。
アルデヒドは、多くの生物にとって有害で、アセトアルデヒドは二日酔いの原因物質、ホルムアルデヒドはシックハウス症候群の原因物質です。カメムシの出す汁の成分は、有害物質なので油断しないで、目に入れないようにしたり、皮膚につけないようにすることが肝心でしょう。