カメムシの放つ悪臭、みなさんはどんな臭いだと感じたことがありますか。
実はすべてのカメムシが同じ臭いではありません。
種類によって出す臭いも程度も違うのです。
カメムシは全部で何種類とはっきり正確な数字が出せないほど種類がいます。
今でも新種が発見されるような昆虫なのです。
一般的なカメムシの臭い
日本でメジャーな悪臭を出すタイプのカメムシは、みなさんが目にしたことのある緑色や茶色のカメムシです。
アオクサカメムシやチャバネカメムシは緑色、茶色の種ですとかなり数が多いのですが、代表的な者でクサギカメムシがいます。
どれも外敵から身を守るためや、仲間に危険を知らせる手段として臭いを出します。
洗濯物から嫌な臭いがしたり、家の中に悪臭が漂っていたとしたら彼らのせいでしょうね。
とにかく刺激してしまうと臭いを防衛機能として放出します。
どんな臭いかというと、青臭さを強烈にした感じです。
パクチーのような独特な臭いというのも有名です。
カメムシを好んで食べる地域もありますが、日本ではかなり嫌われている存在です。
臭いのせいであまりいいイメージは正直ありませんよね。
もし手に臭いがついてしまった時はカメムシの臭い物質が油に溶けやすいことから、食用油をまんべんなく手に塗ってから石鹸で洗浄すると臭いが落ちます。
臭くないカメムシ
オオクモヘリカメムシや、キバラヘリカメムシは分泌される量によって差はあるものの、青りんごのような香りと言われています。
タガメもカメムシの仲間ですが、バナナやナシの臭いを発することで知られています。
臭いを出さない種類ですと、胴が細長いサシガメという種がいます。
ただ、臭いを出さない代わりに口にある針で攻撃してきますので、うっかり触らないように注意が必要です。
また、セミやアメンボなどもカメムシの立派な仲間です。
特に害のないカメムシの種類にあたります。
まとめ
ただただ臭いと嫌われるカメムシですが、青りんごの香りといわれるとちょっとだけ嗅いでみたいなぁと興味が湧きますよね。とにかく種類が多く色や形もさまざまですから、また新しい臭いのカメムシが見つかるなんてこともあるかもしれません。