1匹だけでも強烈な臭いを放つカメムシですが、みなさんも1度は遭遇したことがありますよね!
カメムシはなぜ臭いのか、どんなときに臭いを出すのか調べてみました。
カメムシが臭いを出す時
カメムシは足の付け根部分から悪臭を出します。
主にどんな場面で臭いを出すのでしょうか。
外敵から身を守る防御作用として臭いを出す
私たち人間が刺激を与えた場合にもあの臭いを出します。
手についたり家の中に侵入してきたカメムシを慌てて退治しようとして潰してしまったり、直接手に触れるとカメムシは防衛本能が働くのです。
自らの強力な臭いで失神してしまうこともあります。
仲間に危険を知らせる時や集合させるとき
外敵から身を守るのはもちろんなのですが、周囲の仲間にも危険信号を送る役割で臭いをまき散らすのです。
1匹が危機を感じて臭いを出すと、集団で逃げ出すのです。
また少量の臭いを出すことによって仲間を集めるフェロモンとしての役割もあるのだそうです。
なんだか仲間思いな一面あることがわかりましたね。
カメムシ臭を消す方法
もしうっかりカメムシの臭いがついたとき、きちんと臭いが取れる方法があります。
手についたとき
カメムシの臭い物質であるトランス2ヘキサール(別名青葉アルデヒドという青臭い臭いの元)は油によく溶ける物質のため、家庭にある食用油を塗りこんで臭いの元を浮かせてから手を洗うと臭いはすっかり取れますのでご安心ください。
衣類についたとき
油を落とす成分のある柑橘系の中性洗剤をぬるま湯に入れてから衣類を半日程度浸け置きして、その後洗濯機でいつもと同じように洗濯すると臭いは落ちます。
部屋に臭いが残っている時
まず室内でカメムシを発見したら、慌てずに手で触れないようにティッシュなどに包んで外に出すようにしたいところですが、誤ってカメムシを刺激して臭いが出てしまったときは、衣類と同様柑橘系の洗剤を使用して拭き掃除をしたり、柑橘系の消臭剤を使用しましょう。
まとめ
カメムシがなぜ臭いを出すのかわかりましたが、なんとかこの臭いの被害に遭う前にカメムシとの遭遇は避けたいですね。カメムシは日当たりがいいベランダなどによくくっついていますので、周辺に侵入経路となる隙間が無いか確認してみるといいでしょう。