カメムシが繁殖する原因を調べてみました。

カメムシの繁殖

あの臭くて嫌になるカメムシは,繁殖しすぎて「どうしてこんなにもうじゃうじゃいるのか!」と憤りさえ感じるくらい増えることがあります。

その原因は何なのでしょうか。

その一つは,空き地や放置された畑にある植物です。

空き地や放置した畑にはカメムシの大好きな草や植物であふれています。

特につる性の植物(クズなど)の葉の裏にカメムシは卵を産み育てる傾向にあるようです。

そして,その空き地が広ければ広ほど,そのような植物が多いので一層カメムシが繁殖します。

クズは非常に繁殖力が強いので,なかなか駆除できません。

もう一つは,人為的な影響です。

戦後,日本では植林を行い,自然林はかなり減少しました。

植林で植えられた樹木はスギやヒノキというカメムシの大好物の樹木です。

また,自然林と違い,植林した山にはカメムシの天敵も少なく,このような造林した山ではカメムシが繁殖しやすい環境にあります。

このような植林されたスギやヒノキは伐採することもできないので,なかなかカメムシの繁殖を抑えることが難しいようです。

カメムシ 繁殖 原因

マルカメムシは,暗褐色で体長5mm前後のカメムシで,北海道を除く日本各地に分布しています。

ヤマフジ,クズ,ハギなどのマメ科植物に寄生します。

クズは空き地や放置された畑以外に,高速道路の土手や河川の堤防,鉄道敷地などにも生い茂っていますので,特に都市近郊で繁殖して大発生します。

成虫で越冬し,翌年の春にマメ科植物の葉や茎に卵を産み付けます。

成虫は7月頃から見られるようになり,10月~11月になると越冬場所を求めて飛来・進入して問題となります。

クサギカメムシは,暗褐色で体長14~18mmのカメムシで,日本各地に分布しています。

モモ,ミカン,クヌギなど多くの果樹の上で見られ,果実の汁を吸います。

夏から初秋に新しい成虫が現れますが,暖かい地方では年2回,成虫が発生します。

秋は越冬のため家屋に大量に飛来し,進入して悪臭まで放つので問題となっているようです。

スコットカメムシは,暗褐色で銅色の光沢をもち体長9~11mmのカメムシで,北海道から本州にかけて分布しています。

クサギカメムシ同様,山地に生息し,シナノキ,ヤマハンノキ,ミズナラなどの植物の汁を吸って繁殖します。

越冬時に家屋に大量に飛来し,多いときには何万匹という大群が一棟の家に集まることもあり,問題となっています。

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まとめ

カメムシ類は種類が多い上,繁殖場所が多岐にわたり,カメムシが繁殖するのに適した植物がカメムシの種類によって違うこともあり,繁殖場所を特定するのは困難です。繁殖場所がわかっても,その草や樹木をすべて刈り取ってしまわないと発生・繁殖を繰り返すため,カメムシ被害の根本的な解決は難しい害虫です。家の中にカメムシを入れないようにすることが最も有効なカメムシ被害対策だと思われます。

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