三重県でカメムシが大量発生しました。

そのことについて調べてみました。

三重県におけるカメムシの大量発生

2008年に,三重県南部でカメムシが大量発生しました。

ピーク時には,平年の何と100倍の数が確認され,コンビニストアなどでは,夜間にライトに群がったカメムシの残がいが店頭に散らばって,独特の臭いが発生し,対策に苦慮しました。

三重県松阪市嬉野川北町にある県病害虫防除所によると,大量発生したのは,果汁の汁を吸う「チャバネアオカメムシ」と「ツヤアオカメムシ」とのことでした。

カメムシ 大量発生 三重

ミカンやカキの産地である松阪市以南で多く発生し,南に行くほどその数は増加していました。

この防除所と御浜町志原にある県紀南果樹研究室では,2008年の約20年前から敷地内の電球の光に集まるカメムシ数の調査を毎年行ってきましたが,9月には平年の5~10倍のカメムシが確認されました。

このため,9月9日に農作物への被害防止を呼びかける「発生予報注意報」を発表しました。

その後,10月上旬にピークを迎え,平年の80~100倍にまで増えたそうです。

防除所は「2008年は,梅雨の時期に適度な降雨があり,夏場も天候に恵まれたため,幼虫のエサになる杉やヒノキの実が多くあったことが原因ではないか」との発表をしました。

しかし,農家などが防除対策をとったことで,思ったより大きな被害は出ることはなかったようです。

実際,防除所は「11月になると,越冬のために雑木林の落ち葉や木の葉の間で動かなくなる。

あと10日くらいで姿は見なくなると思う。」と言っていたそうです。

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まとめ

チャバネアオカメムシ:体長10~12mmで,日本全国に分布しています。緑色の体色に茶色の翅を持つカメムシで,そのコントラストはなかなかきれいです。草木の葉の上によく見られ,さまざまな果実の汁や花の蜜を吸って生活しています。身体に触れると身を守るために悪臭を放ちますが,触らなければ悪臭は出しません。秋には体色が褐色を帯びた個体も出現し,まれに前胸背後縁沿いが暗褐色になる個体も現れます。晩秋には集合フェロモンを発して集団で越冬します。

ツヤアオカメムシ:体長14~17mmで,日本では北海道以外に分布します。全身が緑一色の個体で,アオクサカメムシに似ていますが,ツヤアオカメムシは光沢が強いので判別できます。もともとは南方系のカメムシでしたが,温暖化に伴い関東地方にもよく見られるようにいなりました。森林やその周辺で見られ,キリ,クワ,スギなどの樹上にいますが,ミカン,カキ,モモなどの汁も吸うので困りものです。灯火にもよく飛来します。

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