カメムシは,そもそもどのような生態なのでしょうか。

そして駆除するにはどのようにすればいいのでしょうか。

そのようなことを学びました。

カメムシの生態

多くのカメムシは臭い臭いを発することでよく知られています。

これは,カメムシが危険を感じたときに分泌する物質です。

この臭い臭いで外敵を撃退しようとするのですが,仲間への警戒を知らせる警報フェロモンとしても作用しているのではないかと考えられています。

カメムシの一部の種は,秋になると隙間や割れ目,日当たりの良い場所に飛来して越冬しようとします。

家屋では羽目板の隙間,屋根裏,外壁などに飛来することが多く,そこで集団生活を始めます。

また,家屋内にも侵入することがあるので,臭い臭いが問題となります。

さらに,越冬を終えて春先になると隙間などから飛び出してくるので,それもまた問題です。

カメムシ類の被害は多くは悪臭で,種類によっては刺されることもありますが,日本においては特に問題になる種はいないようです。

日本に多い,4種類のカメムシを紹介します。

マルカメムシ:マルカメムシ科で,体長は約5mm前後です。体色は暗褐色で,やや光沢があります。

北海道を除く日本各地に生息し,成虫はクズ,ハギ,ヤマフジなどの植物(マメ科植物)で見られます。

クズは土手や堤防,空き地など至る所で生い茂っている植物なので,この植物にマルカメムシがつくと大発生して,都市近郊では特に問題となるようです。

カメムシ 生態 駆除

成虫で越冬し,翌年の春に葉や茎に産卵します。

7月頃に成虫になり10~11月頃越冬場所を求めて多数飛来し,進入して問題となっています。

クサギカメムシ:カメムシ科で,体長は約16mm前後です。

体色は暗褐色で黄褐色の不規則なまだら模様があります。

北海道を除く日本各地に生息し,ミカン,モモ,クサギなど多くの果樹に見られ,果実の汁を吸って生活します。

夏から初秋に成虫になりますが,暖かい地方では年に2回成虫になるようです。

秋は越冬のために家屋に大量に飛来し,その悪臭で問題となっています。

特に,日本の中部や北部,山間部などで問題となりやすいようです。

スコットカメムシ:カメムシ科で体長は約10mm前後です。

体色は暗褐色で,銅色の光沢をもっています。

羽の先が腹部より長く突き出ているのが特徴です。

北海道から本州にかけて分布しています。

山地に生息し,ヤマハンノキ,シナノキ,ミズナラなどの植物の汁を吸って生活しています。

越冬時には家屋に大量に飛来し,時には何万匹という大群が集まることもあり,北海道や東北に被害が多いようです。

アオクサカメムシ:カメムシ科の一種で,体長は約14mm前後です。

体色は緑色で光沢はありません。

色彩の変異が多く,背中に3つの星状の斑点があります。

日本全土に分布し,草,樹木(果樹も含む),野菜などの汁を吸って生活しています。

灯火にも飛来します。

カメムシの駆除

カメムシの駆除は,屋内へカメムシを入れない「進入防止対策」が最も有効です。

春先や晩秋の越冬時期に建物の隙間に侵入しますが,その前に壁や窓など(特に日当たりの良い場所)に止まります。

そのため前もって家の壁に殺虫剤処理をしておき,壁に止まったカメムシを駆除するとともに,屋内への侵入を防止しましょう。

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まとめ

カメムシが大発生する時期には,洗濯物と一緒に屋内に侵入するケースがあるので,取り込む際には十分に気をつけましょう。また,屋内に侵入してしまった場合は,殺虫剤や凍結スプレーで処理したり,ガムテープやティッシュペーパーで捕まえて捨てればいいでしょう。そのとき,刺激すると臭いのでそっと逃がすのがいい遠見ます。多数のカメムシが入った場合は燻煙剤が便利です。

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