カメムシの臭いの成分について,また,集まる場所について調べてみました。

カメムシの臭い

カメムシは,胸部第三節である後胸の腹面にある臭腺から悪臭を伴う分泌液を飛散させます。

この液には酢酸,炭化水素,アルデヒド,エステルなどが含まれており,臭いの主成分はヘキサナールトランス-2-ヘキセナールなどです。

敵の攻撃など,外部からの刺激を受けると分泌され,捕食者などに対する防御の一つと考えられています。

カメムシが群れで生活している場合,1匹が臭いを発すると,たちまちその周辺にいるカメムシが逃げ出してしまうことがあります。

これは警報フェロモンのような働きで,高濃度のカメムシの臭いは仲間に警報を知らせる役割もあるようです。

その一方,群れをつくるカメムシの中には,低濃度の臭いを集合フェロモンと強いて利用し,仲間を集めている役割も担っていると考えられています。

カメムシの分泌液は,自分自身や仲間にとっても化学的に有害なので,飛散させた分泌液が自身の身体にしみこまないように熱いセメント層で保護されています。

確かに,瓶の中にカメムシを入れ,つついて臭いを出させた後,ふたを閉めておくと,亡くなってしまうことがあります。

これはあるテレビ番組で紹介されていました。しかし,この実験は人為的につくった狭い空間でのことなので,自然状態で亡くなることはないでしょう。

カメムシは臭いを発するなじみ深い虫であるため,各地でいろいろな方言で呼ばれてきました。

例えば,ワクサ(群馬県),クセンコ(青森県),ヘメコムシ(秋田県),ヘタガニ(新潟県),ヘクソムシ(山形県),ガメ(岐阜県),マナゴ(和歌山県),ブイブイ(愛媛県),フウ(九州)などがあります。

多くの地方でよく言われる名称はヘコキムシやヘッピリムシでしょうね。

カメムシ 臭い 場所

よく集まる場所

植食性のカメムシには,栽培植物につくものがあり,重要な農業用の害虫も少なくはありません。

イネによくつくものには,アオクサカメ,クロカメムシ,ミナミアオカメムシ,コバネヒョウタンナガカメなどがあります。

以外に若い籾から汁を吸うものもあり,これによって米粒が茶色になります。

ミカンなどの果樹にはクサギガメやチャバネアオカメ,ツヤアオカメなどが,野菜にはナガメやホソヘリカメ,ホオヅキヘリカメなどがつきます。

しかし,一般にカメムシは,暖かい時期はエサを求めて草木の中を動き回っており,特定の住みかを持ちません。

日当たりのいい場所で日向ぼっこをするのが好きなようなので,特に秋から冬にかけてはそのような場所を好むようです。

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まとめ

カメムシは暖かい場所が好きですが,昆虫の仲間なので光にもよく集まります。また,窓枠や網のついていない換気扇などから侵入し,冬の間は家屋の隙間でじっとしています。

 

 

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