カメムシのオスとメスの見分け方や、オスとメスの共寝について調べてみます。
オスとメスの見分け方
カメムシをひっくり返した時に、お腹側から見て、オスはお尻の先がへこんでいて、メスは少し膨らんでいます。
同種類を見比べないと分からないようなレベルです。
体格差はあまりありませんが、オスの方が少しだけ細く小さい種類が多いです。
オスとメスの共寝
カメムシのオスとメスはお互いにそっぽを向いて共寝をします。
共寝中のカメムシのペアは、自然の中でよく見かけると言われています。
理由の1つには、単純に出会いの頻度の問題にもよるでしょう。
カメムシが共寝している時間が他の昆虫に比べて長いことも、見かける頻度が高くなると考えられています。
なぜ、カメムシの共寝の時間は長いのでしょうか。
昆虫は、共寝したオスはすぐに他のメスと再び共寝することが可能です。
多くは、後から共寝したオスの精子と受精します。
オスたちは、つがい相手のメスが自分と共寝した直後に、別のオスと共寝できるので、何か対策が必要だったのだろうと考えられています。
要するに、メスをしっかりと拘束しておくために、長時間共寝を続ける必要があるのです。
また、共寝中は、行動に自由がきかなくなるため、外敵に襲われる可能性も高くあります。
逆から見ると、カメムシにとっては長時間共寝できるという強みもあります。
カメムシは、刺激を受けるとアリなどの外敵に有効な臭いという防御物質を出すことができるので、共寝の時間が長くても臆することなく、目立つ葉の上などで正々堂々と共寝できるのです。
まとめ
オスとメスの見分け方は、オスはお尻の先がへこんでいて、メスは少し膨らんでいます。オスの方は少しだけ体が小さいです。カメムシの共寝は、お互いにそっぽを向いて共寝します。長時間共寝する理由は、オスはメスと共寝したあと、すぐに他のメスと共寝することが可能なので、オスが自分の子孫を残し、他のオスの子供を産ませないようにするために、メスを長時間拘束する必要があるからです。そのため、カメムシの共寝をよく見かけることになります。