春や秋になると、外に干してある洗濯物や網戸にくっついている丸くて小さいカメムシたち。
一見、テントウムシかと思ってしまうような虫ですが・・・。その名も「マルカメムシ」。
今回はマルカメムシについて調べてみました。
姿
先に述べたとおり、テントウムシほどの大きさで1センチにも満たない小さなカメムシです。
テントウムシよりは体の表面が硬くできています。
色は茶褐色で黒に近いこげ茶といったところでしょうか。
動きも遅く、本当に生きているのか?
と疑いたくなるほどじっとしています。
生息域
マルカメムシは、通常はクズなどのマメ科の植物にくっついて生息するのですが、秋になると越冬のため暖かい場所を探して集団移動するのです。
ですので、秋ごろに暖かい日だまりのベランダなどによく居るのです。
さらには、白っぽい色の綿(コットン素材)を好むためにベランダに干してある洗濯物にくっつくというわけです。
しかも、表面よりも裏側の方が暖かいからというわけでしょうか、洋服の裏側にくっついていることが多いので気づかずにしまい込んでしまうケースも。
考えただけで寒気が走りますね。
人への害は?
人を刺すということはありません。
そして、触らなければ本当にこれといった害はないのです。
多くの方が経験されているかと思いますが、触ると大変なことになります。
筆者は、カメムシの存在を知らなかった頃、テントウムシかと思って掴んだことがあります。
(虫は大の苦手なのですが、唯一テントウムシとダンゴムシだけは触れるので笑)「なんでこんなに硬いのー?」と思った矢先、強烈な臭いが!泣きそうでした、本当に。
しかも、手を石鹸で洗っても臭いがとれません。
臭いに弱い虫
マルカメムシに限らず、カメムシ全般に言えることなのですが、非常に臭いに弱い虫です。
自分が発した臭いで気絶することもあるというのです。
駆除方法・対処法
寄ってきそうなところにハーブの臭いをさせると良いそうです。
一般的な虫よけでよさそうですね。
また、外に干した洗濯物を取り込む時はカメムシがくっついていないか確かめてからにしましょう。
まとめ
カメムシだって生き物です。むやみに駆除したくないですよね。駆除せずに、対処できるようにしたいものです。