春や秋になると、外に干してある洗濯物や網戸にくっついているカメムシたち。
直接危害を加える虫ではないものの、小さいからだからは想像を絶するほどの悪臭を放ちますよね。
よく見かけるのが丸くて小さいカメムシですが、そのほかにも色々な種類があるようです。
日本に生息する代表的なものをご紹介いたしましょう。
マルカメムシ
日本に生息するいちばん多く見かけられる、茶褐色の丸くて小さなカメムシです。
カメムシは白い場所・暖かい日だまりの場所を好むため、干してある洗濯ものにつきやすいのです。
特にこのマルカメムシはよく目にしますね。
アオクサカメムシ
名前の通り、緑の葉っぱのような色をしたカメムシです。
こちらも日本各地で多く見かけられます。
斑点模様があるものもいます。
体長は2センチ弱ほど。
見た目はとても綺麗です。
作物の害虫で、これまでにも大量発生により大きな被害を与えられたことが何度もあります。
クサギカメムシ
こちらはアオクサカメムシを茶褐色にしたようなカメムシです。
アオクサカメムシよりも角ばった形状が特徴的です。
大きさもよく似ていて2センチ弱ほどです。
アオクサカメムシと同様、農作物に被害が出たりと駆除に手間取る種類です。
スコットカメムシ
主に山地に生息しています。
北海道で見られることが多いようです。
秋になると越冬のため民家めがけて飛んできます。
一軒の家に何万匹と集まることもあるようです。
体長1センチ前後。全体的には茶褐色ですがタマムシのような緑っぽい光沢があるのが特徴です。
オオキンカメムシ
オオキンカメムシは、真っ赤な体に黒い大きい斑点を持つカメムシです。
体長は少し大きく2.5センチ前後もあります。
本州中部以南で見られることが多く、比較的暖かい場所を好む種類でしょう。
日みかん類などの果実を好みますが、現在では被害を報告されることは少ないようです。
まとめ
見たことはあっても名前まで深く考えることがないカメムシたち。このほかにも実に多くの種類がいます。どの種類も光沢があり、見た目は綺麗なんですけどね、臭いが・・・